尿失禁
目次
尿失禁とは くしゃみをしたら・・・
尿失禁とは 恥ずかしいからと黙っていると思わぬことに・・
ものを持ち上げたときや,くしゃみをしたとき,起き上がったときなどに尿がもれるといった経験があると思います。
大きく分けて二つタイプがあります。
腹圧性尿失禁
お腹に力を入れた瞬間に尿失禁してしまうことを言います。
女性の尿失禁で一番多いのがこの失禁です。
切迫性尿失禁
急におしっこがしたくなり、トイレまで我慢できなくてもれてしまうことを言います。
ここでは腹圧性尿失禁のことをお話していきます。
腹圧性尿失禁は膀胱を支えている骨盤の筋肉が伸びたり弱ったりすることで,引き起こされるといわれています。
原因としては出産,肥満、加齢などがあります。
検査
尿検査
感染症,結石,膀胱がん,糖尿病などがないかスクリーニングします。
残尿測定
残尿が多い場合,溢流性尿失禁といって,膀胱に尿がたまりすぎて,尿道からもれるといった場合があります。(神経陰性膀胱,前立腺肥大)
膀胱内圧測定
膀胱内圧―直腸内圧=排尿禁圧 を調べます。
超音波検査
膀胱内に異常がないか,前立腺が大きくないか評価します。
治療
骨盤底筋体操
骨盤底筋を鍛える治療法です。尿道や肛門、膣に力を入れて筋肉を鍛える治療です。
当院では専門の看護師さんと院長先生からしっかりとした指導を受けられますので,お気軽にご連絡ください。
お薬(β2交感神経刺激薬)
尿道括約筋を収縮し尿失禁を防止します。
手術
尿道の後ろにメッシュテープを通し尿道を支えることで失禁を防止します。