膣トリコモナス(TV)/マイコプラズマ・ジェニタリウム(MG)PCR(遺伝子)検査
クラミジア(CT)、淋菌(NG)と並び、膣トリコモナス/マイコプラズマ・ジェニタリウムは尿道炎、子宮頚管炎による病原性が認められてきました。
淋菌、クラミジアの疑いがある場合、検査、治療をすることはとても意義のあることです。
男性:前立腺炎、精巣上体炎、不妊症
女性:子宮内膜症、骨盤内炎症、不妊症
世界で1番の感染者数が多い性感染症はみなさんにはあまりなじみのない膣トリコモナスです。
WHOの2016年の報告では、15-49歳の男女新規感染者は1億5600万人※1と言われております。
日本では、データがそこまでなく、少ないと思われがちですが、PCR検査を実地することで新たな感染者が見つかるといわれております。
膣という字がついているため、女性の感染症と思われがちですが、男性でも尿道炎の原因となります。
国や地域で一概に世界と日本を比較はできませんが、潜在的に、性感染症感染している場合、
重複感染している方がいらっしゃるかもしれません。
【海外の重複感染のデータ】
TV陽性でMGが重複感染している場合 0.8%
MG陽性でTVが重複感染している場合 9.1% ※2
CT/NG陽性でMGが重複感染している場合 0.4%
CT/NG陽性でTVが重複感染している場合 3.7% ※3
※1 Rowly J et al Bull World Health Organ.2019;97(8):548-562P
※2 Michael D.Perry et al European Journal of Clinical Microbiology &Infection Diseases
(2023)42:43-52
※3 Shin Ito et al Internatinal Journal of Urology(2016)23,325-331
性感染症だと思ってて、淋菌、クラミジアが陰性だったけど、いまいちよくならない、不妊
の原因がわからないということであれば積極的に、検査をして、適切な治療を行い、治療をしていくことをお勧めします。
【料金】
性感染症の症状があり、淋菌、クラミジアが否定されて、ほかに原因が認められない場合
保険適応となります。(2022年6月より)
【自費】
料金11000円(税込み)