クラミジア
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クラミジア感染症とは
クラミジア感染症は10~20代前半の若い女性に増えてきている性感染症です。
20代前半の感染者数は性交経験のある人10人に1人と予測されています。
クラミジアによる卵管炎は不妊症の原因となります。
自覚症状がほとんどないために、妊婦健診で検査をしてみて初めて感染に気づくというケースも少なくありません。
クラミジアによる卵管炎は不妊症の原因となるため、若い頃の感染が将来弊害をもたらすこともあります。
また、クラミジアに感染していると、HIVへの感染率が3~5倍に増えるといわれています。
原因・感染部位・感染経路
感染症の原因は、Chlamydia trachomatisという細菌です。。
性交渉によって尿道や子宮頚管、喉の奥にクラミジアが感染します。
咽頭感染のように喉への感染もあるため、性器同士の接触がなくても感染する場合があります。
潜伏期間が2週間と淋菌よりやや長い印象です。
症状
男女ともに、感染してもほとんど自覚症状がないのが特徴です。
そのため、感染に気づかず、次々に感染を拡げてしまう危険性があります。
男性
尿道炎
排尿時の痛みや尿道の違和感、尿道からウミが出ます。
女性
子宮頚管炎
水っぽいおりもの,おりものに少量の出血が混ざります。
尿道炎,膀胱炎
頻尿や排尿痛などの膀胱炎症状を引き起こします。
卵管炎
卵管閉塞の原因となります。
卵管閉塞になると、不妊の原因になります。
検査
- 尿検査
- ぬぐい検査
男性は尿か尿道のウミを検査します。
女性は子宮頚管の分泌物を検査します。
うがい液
咽頭感染が疑わしい時は、うがい液をだします。
治療
抗生物質 1週間ほど内服します
抗生剤点滴:腹痛,発熱などある場合は点滴をします。
治療後1ヵ月後に再度検査を行い陰性を確認します。